このたびは、アイアールファーマシー株式会社にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。当社は、平成7年に「有限会社いしつか薬局」として茨城県坂東市にて創業いたしました。その後、平成24年10月に「アイアールファーマシー株式会社」へと商号を変更し、現在に至るまで約30年にわたり、地域に根ざした医療提供と業務の拡充に努めてまいりました。
創業以来、調剤薬局に求められる役割は時代とともに大きく変化しています。私たちは、調剤業務の質を高めるだけでなく、社会のニーズに迅速に対応し、常に一歩先を見据えた取り組みを通じて地域医療に貢献してまいりました。

特にセルフメディケーションの分野では、2020年に専門セクションを立ち上げ、一般用医薬品（OTC）に加えて薬局製剤も取りそろえ、処方箋がなくても健康づくりに貢献できる体制を整えております。一方、近年重要性を増している在宅医療支援においては、「在宅支援課」という専門セクションを設置し、薬剤師だけでなく社会福祉士も在籍。医療機関・介護サービス事業者・患者様・ご家族など多職種・多方面との橋渡し役として、地域で安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいます。

また当社では、薬剤師と調剤事務（クラーク）がチームで訪問対応を行うー「バディ制度」ーを導入し、薬学的な視点と事務的サポートを融合させたスムーズかつ質の高い在宅対応を実現しています。在宅医療では、注射用の麻薬調製やー持続皮下注用ポンプ（PCAポンプ）ーの取り扱いにも対応しており、患者様が自宅でも安心して医療を受けられるよう、各種衛生材料も豊富に取りそろえております。地域の多様なニーズにきめ細かく応えることを目指しています。
さらに、薬剤師・クラークを含めた全スタッフが定期的に研修を受け、常にスキルアップを図っています。専門性とチームワークを兼ね備えた体制で、皆さまの健康を力強くサポートいたします。

2020年初頭より世界的に広がった新型コロナウイルス感染症の影響は、今なお続いています。「感染が不安」「持病があるので慎重になりたい」と感じていらっしゃる方も多くおられます。
そのような中、薬局は医療機関の中でも、病院での滞在時間を最小限に抑えつつ、治療薬を提供できる数少ない場所のひとつです。当社ではアクリルパーテーションや消毒薬の設置、電子決済の全店舗導入、換気量の常時測定機器の設置など、感染防止対策に継続して取り組んでおります。

また、発熱や感染が疑われる方への対応では、防護具の着用、通信機器を用いた服薬説明、駐車場でのお薬の受け渡しなど、他の利用者さまへの感染リスクを最小限に抑える対応を徹底しています。引き続き、皆さまのご理解とご協力をいただきながら、地域の健康と安全を守る薬局として尽力してまいります。

私たちは、「薬局」という場所を、薬草（＝薬）の力によって、人々が「楽」しくなり、また「苦」から「楽」になれる「局（場所）」であると考えています。その結果として、地域の方々がより安心し、幸せに過ごせる社会の一助となることが、私たちの願いです。
これからも、「安・心・感 のつながりをつくります。」という企業理念のもと、「いのち」「しあわせ」「つながり」「感謝の気持ち」「チャレンジ精神」を大切にしながら、地域に寄り添い、着実に前進してまいります。